痛み止めが効かない!?薬物乱用性頭痛に陥る前に抜け出そう

『薬物乱用性頭痛』という言葉を、頭痛持ちの方では聞いた事がある方は多いのではないでしょうか?
ざっくり言うと、『頭痛薬効かなくなることはもちろん、頭痛薬によって頭痛を引き起こされる』という最悪な状態が薬物乱用性頭痛である。
https://www.jhsnet.net/GUIDELINE/gl2013/263-270_6.pdf
これ、日頃から頭痛薬に頼っている方にとっては死活問題ではないでしょうか?以前の僕なら青ざめてますね(笑)
仕方のないケースもあると思いますが、残念ですが、この多くは頭痛を根本的に解消しようとはせずに、薬に頼りっぱなしにしてしまった結果なのです。
頭痛は根本的な原因を見つけ出すことが重要
できればこうなる前に頭痛を改善に導く手立てを見つけておく必要があるのだが、多くの場合で対症療法(薬、マッサージ等)に終始しており、長年頭痛に悩まされている方がほとんど。
頭痛に悩まされている方々を見ていて、日本人は頭痛の『根本原因』を考えるという事が無いように感じる。根本原因を考えて対処できる方は稀であり、それができている方はそもそも頭痛に悩まされて事はない。
これは頭痛に限らず全ての病気や不調においても同じことが言えます。
これは僕の場合であるが、『根本原因を考える』という思考に至らないのは、「頭痛を含めたすべの不調や病気は病院(医療者)に任させていれば大丈夫。素人が考えることではない」的な考え方が幼少期から植え付けられたからではないかと思っている。
いつの間にか作り上げられた価値観
幼少期から、風邪を引けばとりあえず受診、みたいな感じで徐々に刷り込まれていったと感じている。
子どもの場合は特に感受性が高いので、余計に刷り込まれやすいのではないかとも思っています。
こういった、自分でも気づかないような価値観・考え方が様々な場面で影響しているように感じます。
これは僕に限らず、多くの方がそのような価値観を持っている印象を受けます。
それが結果的に『根本原因を考える』という、とても重要な思考に至らなくなっているように感じます。
自分と向き合い、自分の価値観を見つめ直して、改めて自分の頭で考えて行動できるようにしたいものです。
気づくキッカケ
しかし、キッカケさえあれば『根本原因を考える』という思考を持つことは容易である。
僕の場合、僕自身が顔面麻痺を発症させたことがキッカケとなった。
幸いにも、後遺症は残らずに健康というものに対して多角的に捉えることができるようになった。
できれば慢性的な頭痛に悩まされている方はそれをキッカケにして、自分の頭痛の根本原因を考えられるようになってほしいと思う。
僕は分子栄養学の知識を利用して、頭痛の相談に来られる方がご自身の頭痛の原因に気づけるようにお話をさせていただいている。
気づいた方は頭痛の改善までの流れがとても早い。
気づいた方はその日から食生活を見直し、自分ができる範囲でコツコツ継続する。
『継続は力なり』と言われるが、慢性的な頭痛を改善させるためにはピッタリの言葉だと思う。
また、慢性頭痛に限らず、様々な不調を解消させるためには『継続』が必須。
一人でも多くの方が頭痛に悩まされなくなり、毎日を快適に過ごせると良いなと思う。