現代病の原因である【糖化】を防ぐための考え方

どうも!沖縄県糸満市で頭痛専門の整体サロンをやっています、理学療法士・えいよう分子栄養学栄養カウンセラーのIPPEIです。
糖化(グリケーション glycation)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
分かりやすい表現として、身体の『コゲ』と表現されたりします。
似たようなものとして、身体の『サビ』と言われるのが酸化です。
現代人の病気の原因はこの『糖化』と『酸化』とも言われております。
今回はこの『糖化』について、解説していきます。
糖化を防ぐという事を意識することで、
・頭痛
・糖尿病
・動脈硬化
・ガン
・お肌のシミ
・肌荒れ
・肥満
等、将来の大きな病気や美容のトラブルを未然に防ぐことができます。
【糖化(グリケーション)】とは?

糖化の原因
糖化は食事から摂り入れる糖質を必要以上に摂り入れ、その糖質が細胞内に取り込まれずに余ってしまい、それがタンパク質とくっついてしまい、タンパク質の働きを悪くする事を指します。
タンパク質は身体を構成する大部分です。
・脳
・内臓(心臓、肝臓、腎臓、膵臓)
・消化酵素
・胃酸
・血管
・血液
・筋肉
・髪の毛
・お肌
・爪
・ホルモン
・骨
・酵素
等、すべてタンパク質が構成要素になります。
これを見て気づくと思いますが、タンパク質は人間が生きていくためには欠かせない重要な栄養素です。
糖化が起こるということは、タンパク質が正常な働きができなくなり、これらの一部もしくはすべての働きが悪くなるという事になります。
これがいわゆる『病気』が起こった状態となります。
糖化の症状は?

糖化
症状は多岐に渡ります。
上記に示したところからあげると、
・脳
⇨アルツハイマー型認知症、思考能力低下等
・内臓(心臓、肝臓、腎臓、膵臓)
⇨肝機能障害、疲れやすい、代謝低下(太りやすい等)、浮腫み、内臓脂肪等
・消化酵素
⇨お腹が張りやすい、少食、オナラ等
・胃酸
⇨お腹が張りやすい、栄養失調、太れない等
・血管
⇨動脈硬化、動脈瘤、梗塞、出血等
・筋肉
⇨痩せ衰える、かたくなる、筋損傷等
・お肌
⇨シミ、そばかす、肌荒れ等
・骨
⇨骨粗鬆症、骨折しやすい等
・見た目
⇨肥満
見た目の問題だけではなく、命に関わるような症状にもつながっていきます。
これが現代の病気の原因ともいわれる所以です。
糖化を防ぐためには?

スイーツ禁止(笑)
糖化は必要以上に糖質を摂り過ぎた時に起こります。
糖質を食べると血糖値が上がります。
この血糖値が高くなった時に糖化が起こると言われており、160mg/dl以上まで上がると糖化が起こるとも言われております。
血糖の上がり方は人それぞれで、糖質の代謝能力が異なるので、一概に『糖質~gが適正』というような量を決めることができません。
なので、自分の状態(耐糖能、糖代謝能力)を知らないと、日頃から自分に合った適切な糖質摂取量を意識することは困難かと思います。
体感的にわかる方は良いですが、なかなか感じられない方も少なくないと思います。
僕は体感ではわかりません^^;
これを知るために良いアイテムがあります。
僕も使っている『フリースタイルリブレ』という製品があります。
これは実際には血糖値ではなく間質液を測っていますが、血糖値と相関があるという事で、病院でも処方されている製品です。
https://www.myfreestyle.jp/
二の腕に取り付けるセンサーと、それを読み込むリーダーのセットになります。二週間の測定期可能な期間があり、いつでもどこでも測定可能です。
※現在はスマホでも読み込むことができます。
先日、2020年12月、2021年12月の2回、このフリースタイルリブレを使って僕自身も測定を行いました。
・2020年12月リブレで様々な食べ物を使って実験。意外な食材が最も高値に…
・2021年12月知らないとヤバイ!パンやラーメンの血糖変動が物凄い!
糖質制限の期間が4年程あったためか、耐糖能は低下しており、食品によっては血糖の急激な乱高下が見られました^^;
糖化を防ぐためにも自分自身の状態を把握しておくと、
『何を食べて、何を食べないようにするか』の判断がしやすくなります。
今ではこのような優れた製品もあるので活用したいところですね。
血糖を急激に上昇させる食べ物は?
血糖の上昇に大きく関わるものは糖質です。
ちなみに、炭水化物は『糖質+食物繊維』のことを意味します。
代表的なものは、
・お米
・麺類(そば、ラーメン等)
・パン
・サツマイモ(特にネットリ系の甘味のあるもの)
・お菓子
・ジュース(人工甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK等)、果糖ぶどう糖液糖、砂糖等)
・果物(特に甘味の強いもの。例えばバナナ等)
・甘味の強いもの全般
その中でも要注意なものが『パン(食パン、菓子パン、パン全般)』です。
パンの原材料は小麦です。
現代で一般的に出回っている小麦は昔からある小麦とは大きく異なり何度も品種改良を重ねられています。
その結果、今の小麦にはアミロペクチンAと呼ばれるブドウ糖が連なったものがありますが、これはブドウ糖の消化酵素であるアミラーゼによって消化・吸収されるのですが、アミロペクチンBやCと比べると消化されやすい構造となっているため急激に血糖を上げることにつながります。
また、血糖の急激な上昇は、急激なインスリンの大量分泌、それによって血糖の急激な降下(反応性低血糖)を引き起こし、頭痛をはじめとした様々な不調を訴えることになります。
僕自身の結果や、様々な論文、お客さんの状況等を分析した結果、パンや果物を含む甘味の強い食べ物がとても血糖を急激に上昇させるリスクが高いと感じます。
血糖の急激な上昇が『糖化』を引き起こします。
糖化を防ぐ食品は?
血糖の急上昇を起こす食品を極力避けることが第一選択ですが、現代の食環境を考えると必ずしも全て避けることができない人も少なからずいると思います。
その際に必要になるのが、糖化を防いでくれる食品を知っている事だと思います。
※注意点:糖化を防ぐとされる食品を摂っているからと言って無闇矢鱈にパンや甘味の強いものを摂るのは本末転倒です。
糖化を防ぐ食品は、
・ショウガ
・鶏の胸肉(カルノシン)
・シナモン
・クマザサ茶
などがあります。
栄養素としてはビタミンB6も糖化を抑える作用があると考えられています。
ショウガや鶏の胸肉、シナモンはスーパーでも簡単に購入することができると思いますし、使いやすいです。
僕はショウガをすりおろして、ショウガ湯やショウガ汁として摂っています。
シナモンはアイハーブでパウダータイプのものを購入して、プロテインに入れて摂っています。
Starwest Botanicals, オーガニックシナモンパウダー, 1ポンド(453.6 g)
僕が中学生の頃、母親が特に説明も無くクマザサ茶をゴリ押ししてきました。
訳もわからず数回飲んでみましたが、当時はスポーツ(サッカー)をガンガンやっていて健康を考えることもないほど体調も良好だったため、必要性を感じず継続できずにすぐに辞めました😅
今思い返すと僕の母親はクマザサ茶以外にもビタミンC等、健康に不可欠なものを度々仕入れてきたように思います。
意味もしっかりと伝えてもらっていたら継続していたのかもしれないなと思うと同時に、今は僕が伝える立場にあるので、【まごころぎふと】に訪れてくれるお客さんには分かり易く丁寧に説明しようと改めて思いました。
僕が健康への意識を高めるベースは母親の存在があるので、感謝感謝ですm(_ _)m
おわりに
糖化を防ぐためには、何を食べるかよりも『何を食べないようにするか』がとても重要になります。
現代において糖化の予防だけではなく、健康増進を考える上ではこの考え方が非常に重要になってきます。
血糖のコントロールは糖化の予防につながり、より良い健康状態でいるためには欠かせません。
日頃から糖化を起こしやすいものを食べている方は、少しずつでも食材を変えつつ、糖化を予防するものを摂りながら良い方向に変えていけると良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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