せっかく摂った栄養も胃酸が不足していると身にならない!?

どうも!沖縄県糸満市で頭痛専門の整体サロンをやっています、理学療法士・栄養カウンセラーのIPPEIです。
以前から感じていたことですが、高タンパク食+メガビタミンを3年ほどやっておりますが、イマイチ効果を感じられないことがありました。
僕だけではなく、そのような声は度々耳にしていました。
そこで色々と調べていくと、
・胃酸が不足している『低胃酸』
・腸内細菌バランスの乱れ
等が考えれるという結論に至りました。
今回はタイミング良く血液検査を行い、その結果で『低胃酸』の可能性が強く疑われるような結果となったので、胃酸分泌について触れていきます。
胃酸の状態を調べるためには??
①血液検査

血液検査
胃酸の状態を調べるためには血液検査での『ペプシノーゲンⅠ及びⅡ、ⅠとⅡの比率』で把握することができます。
分子栄養学的に血液データを読み込む場合、ペプシノーゲンⅠが60~70であれば胃酸分泌は良好。それ以下であれば低胃酸の可能性が疑われます。
僕の数値は⬇⬇
まさかの44,8…
残念な結果ですがこれを受け入れないと成長がありません。。
②重曹水
これはすぐに実践可能です。以下は手順です。
①約2gの重曹を、100ccほどのお水に溶かします。
②それを20~30秒ほどかけてちょびちょび飲みます。
③飲みきって5分以内にゲップが出れば胃酸の分泌は良好。
※10分経ってもゲップが出ない場合は低胃酸が疑われます。
僕は基本的には10分経ってもゲップが出ないので『低胃酸』の可能性が考えられました。時々5分以内に出ることもありますが、ストレスを感じた翌日~数日後には10分以上経過してもゲップが出てきません。。
血液検査の結果はまさかとは思いましたが、予想的中でした。。
栄養療法を続けていたため、正直言うと、栄養状態は文句ないと思っていましたが、単なる思い込みでした^^;
しかし、メガビタミンの効果を感じられていないことや、疲労感、ストレス等、100%万全な状態ではないという節はところどころありましたね。。
捉え方次第ですが、単に高タンパクやメガビタミンをすれば良いというわけではないことを体感できたのは良かったかと思います。
まだまだ知らないことが多く、より良い栄養療法・栄養カウンセリングを行う上では貴重な学びです。
低胃酸の場合の対処法 その1
低胃酸だとわかったら、すぐに胃酸分泌を促す栄養素などを考えたくなるところですが、重要なのは低胃酸になってしまったその原因を考えることです。
胃酸の分泌が低下する要因は様々ですが、よく言われているのが
・自律神経の乱れ(自律神経失調症)
・ストレス
・ピロリ菌
等が考えられています。
僕は間違いなく自律神経の乱れが影響しているかと。これは自分でも自覚しているけど、かなりの交感神経優位。リラックスが下手なんです^^;
その証拠に、血液検査の結果にもしっかりと表れている。。
『血液はウソつかない!』
あまりリラックスできていない。。
お客さんには『リラックスですよ~』とか言っていますが、自分がリラックスできなかったりしている。。
かなり反省しているので、ストレッチや腹式呼吸を取り入れつつ、思考と行動を変えてリラックスモードに移行させます!
低胃酸の場合の対処法 その2実際に胃酸分泌を促す方法です。
1.酢の物を食前に食べる
僕の場合は酢の物もしくはアップルサイダービネガー(リンゴ酢)をサプリメントで摂ります。以前は液体のアップルサイダービネガーを飲んでいましたが、最近はカプセルタイプのサプリメントを使っております。
Now Foods, アップルサイダービネガー、エクストラストレングス、750 mg、180粒
お酢をそのまま飲んだりもしましたが、強烈過ぎるのであまりオススメはしません(笑)
2.胃酸分泌に必要な栄養素を入れる
・ナイアシン
Now Foods, ナイアシン, 500 mg, 100カプセル
※サプリメントで摂る場合はフラッシュが起こることもありますので、よく調べて理解してお摂りください。
・ビタミンB群
Now Foods, B-50、100ベジカプセル
・タンパク質
等。
お肉や卵、豆類から上記の栄養素を摂取できますが、必要があればサプリメントを追加する形が良いかと思います。
まとめ
・胃酸不足は栄養の吸収ができずに代謝をあげることができない
・胃酸分泌の状態は血液検査や重曹水でチェックができる
・胃酸不足になる原因を考える
・胃酸を促す栄養素を摂る
僕自身が栄養療法を摂り入れていてイマイチと気づいたのは、自分以外にもそのような方がいたり、お客さんからもイマイチ効果を感じないという声をいただいたからです。
栄養は消化吸収がうまく行えないと結局は身になりません。
精神科医の奥平智之先生が沖縄で講演してくださった時に「体は食べて’吸収されたもの’で作られている」とおっしゃっていました。数年前に聞いていたのですが、今になってやっと腑に落ちました。
栄養素を摂り入れることはとても大切なことですが、それを受け止められる体内の環境も同時に整える必要があります。
栄養療法を摂り入れていてイマイチと感じている方は、一度立ち止まって消化吸収に視点を向けてみると良いかもしれません。