足と股関節の筋膜の異常はヒザの痛みとなって表れる。

どうも!沖縄県糸満市で頭痛専門の整体サロンをやっています、理学療法士・栄養カウンセラーのIPPEIです。
歳を重ねてくるとどこかしら体の不具合が出てきますよね。
その中でも代表的なのが『ヒザの痛み』。
50歳以降の方に特に多いですが、最近では40代以下の若い人もヒザの痛みに悩まされる方が増えてきました…^^;
ヒザの痛みの多くは足や股関節に問題があるケースが多く見られます。これは全身がボディースーツのように繋がっている筋膜が関係します。
筋膜の異常は何十年前のケガや使い過ぎなどが影響して起こります。その異常が起こっている部分を見つけ出して処理していくと、その場で痛みが軽くなったり消え去ったりします。
痛みが無くとも異常は起こっている

痛みが無くとも異常は起こっている
ヒザの痛みは、ヒザ自体にも異常が起こっていますが、それ以外にも足や股関節の異常が痛みと強く関係しているケースが多く見られます。
例えば、足首の捻挫をした経験がある方は少なくないと思いますが、強く捻って内出血や腫れがあったとしても、数週間もあれば痛みは感じなくなり、捻挫する前と同様に日常生活を過ごせたりスポーツを行えたりします。
痛み自体は感じなくなりますが、筋膜の状態から見ると異常は残ったままになります。
これが時間が経つにつれて異常が広がっていきます。
その捻挫の二次障害として数カ月後、長い人では数十年後にヒザの痛みや腰痛として表に出て来るのですが、痛みを感じているのはヒザや腰なので、足や股関節等、痛みを感じていない箇所が原因となっているとは思いもしません。
また、以前のケガが原因と考えることはまずありません。
なので、原因が見つからずに痛みが長年続いている方が多いのです。
※筋膜だけではなく、栄養的な問題が原因で痛みとなっているケースも少なくありません。筋膜と栄養的な問題が複雑に絡み合っているケースも多いです。
転んで打撲をしたりといった急激に起こるケガではなく、知らずしらずのうちに徐々にヒザが痛くなってきた場合は、ヒザとヒザ以外に異常が起こっているのです。
筋膜を調整するとその場で痛みの変化を感じる

筋膜を調整するとその場で痛みの変化を感じる
今回のケースでは、数日間長距離を歩くことでヒザの痛みが出てきた方でした。
一歩一歩、踏み出す度にズキズキ響いて、歩くのも億劫になる。
歩くのが億劫になると、外出が減り、人との交流が減り、体力は落ちていき、脳の活動も落ちていき認知症のリスクも高まります。これはご年配の方に限った話ではなく若い人でも要注意です。
今回のケースでは痛みが出るまでの流れを確認すると、栄養的な影響は少ないと判断し、筋膜の異常から探っていくことにしました。
多くの場合、何十年前のケガは記憶にない事も多いので、聞き出せない部分は実際に触って確認していくしかありません。
経験上、ヒザの痛みは足や股関節の筋膜が異常を起こしていることが多いので、調べていくとやはりありました。
異常がある箇所はかたくなっており、柔らかさを取り戻すために施術するのですが、多くの場合で痛みを伴います。
ですが、ここは大事なところなので、少しの間痛みをこらえるように頑張ってもらっています。
すると、徐々に痛みが和らいでいき、それと同時に柔らかさも戻ってきます。
柔らかさを取り戻した後に歩いてもらうと、「あれ?さっきより痛くない…」といった反応が見られます。
さらにこまかくみていき、かたい部分を柔らかくしていくと、「ほとんど痛くない!」となります。

ヒザの痛みは足と股関節
人によっては何度か施術が必要なケースはありますが、その都度痛みが軽くなったり消えていくため、痛みに対してはとても有効になります。
まとめ
・筋膜の異常があると痛みにつながる
・筋膜の異常はこれまでのケガや使い過ぎによって起こります
・ヒザの痛みでは足や股関節の筋膜に異常がある事が多い
・筋膜を整えることで、その場で痛みが軽くなったり、痛みが消えたりする
人生の中でケガをせずに生きていける方は非常に稀だと思います。
多くの方が何かしらのケガを経験されており、その中でも足の捻挫は特に多いのが特徴です。
捻挫の痛み自体は時間が経てば感じなくなりますが、後々になってヒザの痛みや腰痛となって出てきます。
普段から体のケアをされている方は昔のケガの影響は出ない方も多いですが、この忙しいご時世、なかなか自分の体のケアに時間を割けない方も多くいらっしゃいます。
痛みは徐々に強くなっていき、ストレスの一因となります。ただでさえストレスが多いとされている現代社会においては、ストレスの原因が増えることは死活問題です。
ストレスは体内の栄養素を奪い取り、心と体を壊します。
痛みのストレスは体をケアすることで可能となります。
ご自身の健康のためにも体のケアにも意識を向けてみてくださいね。