女性に多い腱鞘炎。ポイントは姿勢や下着、体型の変化

どうも!沖縄県糸満市で頭痛専門の整体サロンをやっています、理学療法士・栄養カウンセラーのIPPEIです。
手首の腱鞘炎に悩まされている女性が多いように感じます。
なぜ腱鞘炎が起こるのでしょうか?
その解決策を考えていきたいと思います。
腱鞘炎は手首に出てくることが多いですが、症状の原因は手首以外だけではありません。むしろ、手首から離れたところの影響のほうが大きいとも思われます。
なので、手首の腱鞘炎を解消させるためには手首以外の問題を見つけることが必要です。
先日のお客さんは、数ヶ月前から指〜手首にかけての痛みを持ってました。
痛みのある手首にも問題はありましたが、大きな問題は肘と胸の下側の筋膜にありました。
ここの筋膜を緩めていくと、手首や指を動かした時の痛みが軽くなり喜んでおられました。
※腱鞘炎を栄養的な視点から解説した記事は以下になります。
【腱鞘炎】は肘や胸の筋膜に原因がある。その背景にある栄養
なぜ離れたところに原因があるの?

筋膜の異常のイメージ
筋膜の分かりやすいイメージは、全身を覆うボディースーツです。どこか一方を引っ張るとそこから離れたところも引っ張られるのがわかります。
※普通の洋服でも引っ張るとそうなります。
そのような感じで、どこかがケガ等の問題を起こすと、そこから離れたところまでその問題が拡大していきます。
ですが、はじめに問題となった箇所は時間が経つにつれて痛みは解消されます。痛みは解消されますが、そこに問題が起こった時の炎症等によって『筋膜のかたさ』は残ったままです。かたさは残っても痛みは感じていないので、そこが問題だとは気づきません。
女性の腱鞘炎に多いポイントは?

女性の腱鞘炎に多いポイントは?
手首の周りの筋膜もかたくなっていることが多いですが、特に多いと感じるのは肘と体幹です。
体幹は胸の下側や中心、背中に多いと感じます。
前かがみの姿勢が多い等、日常の動作や姿勢も影響していると思いますが、特に女性の場合は『下着』が影響していると思われます。
下着の下側にあるワイヤー?それによって締め付けられていて、結果的にそれによって筋膜の動きがかたくなっているように感じます。
その中で、腱鞘炎になる前から体重が増え始めたとおっしゃる方が多く、胸周りにも脂肪が増えてしまい、サイズが合わなくなって締め付けが強くなったとも考えられます。
胸の下側だけではなく、背中側にもその問題があり、それが手首の痛みの原因になっていることも少なくありません。
筋膜の調整は痛みを伴うが、終わると体がラクになる

筋膜の調整
かたまった筋膜を調整する際に刺されるような強い痛みを感じます。
今回のケースで言うと、痛みは指〜手首にあって、肘や胸の下側にかたさがありました。そこを調整すると強い痛みを感じると同時に、元々あった指や手首にも痛みやピリピリした感覚が出てきます。
筋膜の状態にもよりますがこれが数十秒〜数分かかります。施術はじめは特に強く刺されるような痛みを感じますが、それが徐々に和らいできます。
ある程度やわらいだ後に状態を確認すると痛みが軽くなっていたり、大きく動かせるようになることを体感できます。
筋膜が問題となっている場合の痛みだと患部のみをみていても変化は乏しかったり、効果が長続きしないことが多いです。その理由は痛みの原因には対処できていないからです。
腱鞘炎に限らず、頭痛も、ヒザの痛みも、腰痛も、筋膜の異常が問題となっている痛みは、痛みを感じている箇所からは離れていることが多いので、それを見つけ出して対処できないと痛みは残り続けます。
まとめ
・手首の腱鞘炎は女性に多い
・その原因は痛みを感じているところから離れていることが多い
・特に肘や体幹に筋膜の異常が見つかることが多い
・体幹は胸の下側や背中に多く発見される
・下着や体型の変化などが影響している
・筋膜の調整は痛みを感じるが、調整後は患部の痛みが軽くなったり解消される
腱鞘炎に悩まされている女性は以外に多いです。
産後ママの腱鞘炎は特に多いように感じます。
今回は筋膜からの視点で捉えましたが、以前の記事では栄養的な視点からも解説しましたので、コチラも併せてお読みいただけると、腱鞘炎の解消や予防に効果的です⬇
【腱鞘炎】は肘や胸の筋膜に原因がある。その背景にある栄養
女性が不調に悩まされずにいると世界は明るく平和になります(^^)