【注意】不安定な姿勢で手を使いすぎると腰痛になる。

どうも!沖縄県糸満市で頭痛専門の整体サロンをやっています、理学療法士・栄養カウンセラーのIPPEIです。
手首が腰痛の原因と聞くと驚きませんか??
悪い意味で、変に崩れた姿勢をとることに慣れると、体には徐々に負担が溜まっていき、最終的には痛みとなって現れてきます。
姿勢が腰痛に与える影響は非常に大きいので、自分に合った姿勢を見つけることが大切です。
また、崩れた姿勢で何かしらの作業を行うと、より痛みの発生につながるので注意が必要です。
趣味でギターを引いている男性。演奏中に腰が痛くなるとのこと。
姿勢の修正と、筋膜の調整にて痛みが解消されました。
崩れた姿勢とは?
左脚の太ももにギターを置いて演奏されていました。左の太ももに置くと操作する位置がやや遠くなります。
また、手首や指がかたいため、左手首を強引にひねって操作しておりましたが、手首を無理やりひねると、肩から体幹まで引っ張られるように左側に傾いてきます。
この傾いた姿勢で2時間ほど練習をするとのことでしたが、明らかに不安定で頑張っている姿勢です。
余談ですが、僕も中学生のころに音楽の授業でギターを習いましたが、左の太ももに置くように指導されました。スタンダードな方法なのかも知れませんが、その時に違和感を感じていましたが疑わずにやっていました。
後から気づいたのですが、テレビなどで見ていると左の太ももに置く人はほとんどいません。右足に置くか、足を組んだ状態で(ほとんどが右脚が上になる)演奏されています。
スタンダードな方法が合わない、もしくはスタンダードとされていることが実は間違っている場合もあるかもしれませんね。この画像元のギタリストの方もおっしゃっています。自分の直感も大事にしたいところです。
慣れてくると気づけなくなる

慣れてくると気づけなくなる
客観的に見たら違和感があることも、慣れてきたり、熱中していると本人は気づきにくいという事はよくあります。
良くも悪くも、人間の適応力はすごいです^^;
崩れた姿勢もしくは正しすぎる姿勢も腰痛につながります。以下の記事は予防としても効果的です⬇⬇
座り方を変えるだけ!ラクで綺麗な姿勢を保つための2つのコツ
キレイな姿勢が腰痛の原因!?キレイでラクな姿勢で腰痛解消!
手首の筋膜の調整にて痛みは解消

手首の筋膜の調整にて痛みは解消
姿勢や手首の使い方を見ていると、痛みの原因は腰以外にある事を感じました。
腰をほぐしてもその場限りで痛みが軽くなることはありましたが、時間が経つともとに戻るため、結果的にはほとんど変化がありませんでした。
経験上、腰痛があっても原因がそこ(腰)にないと、いくら腰をほぐしても解決しません。その場は解決しても時間が経てば元に戻ります。
そこで腰以外に目を向けてみると、肩や体幹が手首に引っ張られるようになっていたため、手首に問題があると見極めて、手首をチェック。
そうするととても硬くなっている箇所が見つかり、手首の筋膜を調整すると強い痛みを感じました。※かたくなった筋膜を刺激すると、ハリで刺されるような鋭い痛みを感じます。
しばらく調整していき、前屈などの動きをしても「あれ!?痛くない!」と、驚かれていました。
これでめでたしめでたしですが、根本の原因が手首や指のかたさから来ていたので、このまま帰すと、いずれ再発することが予想できました。
良い状態を維持し続けるためには痛みの根本原因を無くしていく事もとても大切なことです。その場で痛みが解消されたからOKというわけではないのです。
最終的には、自分で行えるストレッチなどのケアの方法をお伝えして、お帰りになられました。
まとめ
・腰痛の原因は手首や指のかたさによる、演奏の際の姿勢の乱れ
・痛みの大元になる手首の調整で痛みが解消される
・痛みの原因は取り除いたが、セルフケアもお伝えして再発しないような対策をとる
慣れや集中することにより、自分自身でも何が原因となっているのか気づけない場合が多々あります。
打撲や捻挫などの、原因がハッキリしているものではなく、徐々に痛みが出てきて、少しずつ痛みが強くなっていくような痛みは、痛みを感じている箇所(今回は腰)から離れたところにあることがほとんどです。
今回は手首でしたが、足首が腰痛の原因になることもあり、動き方や姿勢のクセ、これまでのケガの歴史によって、同じ腰痛でも一人ひとり原因が異なります。
また、この様な痛みは対処が早ければ早いほど痛みの解消までの機関が短くなるので、早めのケアをオススメします。
これからの時期は忙しくなり、腰痛の発生率も高まるので、痛みや違和感のある方はお早めに対処されてくださいね。