膝サポーターが痛みの原因!?長期間の固定は悪影響となる。

ヒザの痛みや足首のケガなどで長時間・長期間固定すると、固定していた関節を起点に痛みが広がることをご存知でしょうか?
サポーター等で固定している時は安心感があったり、痛みが軽くなったりするのですが、それを長い間続けると圧迫されることによって筋膜がかたくなり、そのかたさが全身に広がっていきます。
捻挫や打撲、骨折などで固定が必要な場合はしっかりと固定しておかなければなりませんが、炎症がおさまり固定の必要性が無くなったら徐々にはずせるような対策が必要です。
固定することのデメリットは筋膜がかたくなることです。かたくなった筋膜がしっかりと動けるようになるためには筋膜自体を調整していく必要があります。
また、痛みの根本の原因となることが多い、『食生活』の見直しも必要になります。
先日来られたお客様は、数年前から徐々にヒザの痛みが強くなり、生活している中で常にサポーターを装着しており、サポーターによって圧迫されている部分の筋膜が異常にかたくなり、サポーター自体が痛みの原因の一つとなっていました。
また、ヒザの筋膜を起点として足首や股関節の筋膜のかたさも出来上がった状態でした。
そのかたくなった筋膜を調整することで痛みの解消に至りました。
固定は必要最低限にする

固定は必要最低限にする
人の体は捻挫や打撲、骨折をした場合、炎症によって治りを促進させるので、その期間は傷めた箇所への負荷を極力減らすことはとても重要です。
そのためのサポーター等による固定は大切なのですが、炎症が収まりある程度痛みが改善された後は徐々に固定を外していく必要があると考えます。
その理由は固定した関節周囲の筋膜が固くなり、別の痛みを作ってしまうからです。
筋膜がかたくなる以外に、サポーターへの依存を作ってしまい、サポーターをはずすことが怖くなってしまい、どんどん外せない状態に進んでいきます。
サポーターがはずせないという事は筋膜をよりかたくしてしまい、別の箇所の痛みにつながるリスクが高まるので、徐々にはずしていく必要があります。
筋膜を調整する

筋膜を調整する
ケガをすると少なからず炎症が起きます。
その炎症はケガをした箇所が治るためには必要な反応ですが、それと同時に筋膜のかたさをつくります。
そのため、炎症が引いた後は筋膜を調整しておくことで別の箇所への筋膜のかたさが広がるリスクが減ると同時に後々の痛みを予防できるというメリットがあります。
今回は膝、足首、股関節の調整で痛みが解消されました。

筋膜の調整
痛みの根本をみつける

痛みの根本をみつける
これはとても大事な考え方なので知っておいたほうが良いです。
特に多いのがヒザの痛みです。
炭水化物やお菓子、清涼飲料水に含まれる糖質(特に果糖)が痛み(炎症)の原因となる場合がとても多いです。
転んだり、捻挫したり、といった突発的なケガではなく、転んだり捻挫したりといった状況がなく、徐々に痛みがでてきたという場合には食生活が影響することがとても多いです。
医療機関に行くとレントゲンを撮影し関節の隙間が狭くなっているとそれが痛みの原因と言われることも少なくないですが、変形して痛みが出る方は10人中2人程度とも言われております。
変形による痛みの方ももちろんいらっしゃいます。ですが、変形以外にも痛みの原因があることも事実です。
その痛みの原因となるのが『糖質過多』であり、『タンパク質不足』であることがほとんどです。タンパク質については以下の記事が参考になります。
痛みの根本である食生活を見直すという事は、ヒザの痛みだけではなく内臓の不調や病気の予防という意味でもとても重要な部分です。
筋膜の調整と食事・栄養の見直し(栄養療法)を組み合わせることで比較的早期に痛みの解消につながることが多いのです。
まとめ
固定は痛みを和らげたり、安心感をもたらしますが、その弊害として筋膜をかたくしてしまい他の関節の痛みの原因となることも少なくないので、上手に付き合う必要があります。
また、筋膜を調整する事と同時に栄養療法を組み合わせることで痛みの早期解決に繋がりやすいので、痛みを感じたりしたらできるだけ早い段階で取り組むことをオススメします。
当サロン『まごころぎふと』では、分子栄養学的な栄養療法と筋膜、頭蓋骨の調整を組み合わせてお客様の痛みや不調の早期解決につながるように全力でサポートさせていただいておりますので、痛みや不調(頭痛、慢性疲労、気分の落ち込み等)でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。