痛みはレントゲンでは分からない!?長引く痛みの原因は筋膜。

ヒザや腰の痛みがあり、病院でレントゲンを撮っても『異常なし』と言われたことはありませんか?
痛みがあるのに『異常なし』というのはおかしいと想いませんか??
実は、骨に異常が無くても痛みは起こるのです。
その痛みの原因は『筋膜』に異常がある場合が多く見られます。
自分自身で筋膜の異常を解消させることは困難なので、『異常なし』と言われても痛みが良くならない方は、筋膜の調整ができるセラピストにご相談ください。
痛みがその場で軽くなったりする場合も多いですが、症状の程度や筋膜の異常が複雑な方は何回かの施術が必要な場合もあります。
今回は比較的若い方でしたが、ヒザの痛みが数年続いており、歩く時も痛くて体重がかけられない状態の方でしたが、足首や股関節の筋膜を調整すると痛みが軽くなり、普通に体重をかけられるようになりました。
症状があるのに異常なし??

症状があるのに『異常なし』??
骨に『異常がない』場合の痛みの原因は筋膜の異常が関わっていることがとても多く見られます。
実は、その際に問題となる筋膜の異常は、痛みがる箇所から少し離れた箇所にあることがほとんどなので、一般の方はもちろん、医療従事者でも問題を特定することは困難です。
長引く痛みは筋膜の異常が関わっています。
どうすれば筋膜の異常を解決できるの?

施術シーン
筋膜の異常をみつけ、それを解消するためには、専門的な知識と同時に、専門的な技術を持ち合わせていないと痛みを解消させことはできません。
治療者、セラピストと言われる人でも筋膜を理解して施術ができる人はまだまだ少ないように感じます。
ですが、様々な研究によって、痛みの原因が筋膜の異常ということが分かってきたので、異常を解消させることが『異常なし』と言われた痛みを解決する方法と言えます。
ヒザの痛みと筋膜の異常とのつながり

ヒザの痛みと筋膜のつながり
今回は比較的若い女性でした。
数年前から痛みがあったのですが、サポーターや痛み止めのお薬でだましだまし過ごしていたようですが、遂に耐えることができなくなり来られました。
解決のカギは筋膜のつながりを考えると同時に、これまでのケガや病気など、過去の歴史を引き出すことが重要になります。
多くの場合、その場では思いつかなくても、施術中に「あっ、そういえば…」的な感じで思い出したりします。
今回はそれが10年前のふくらはぎのケガが関わっていました。
図で示したように、ヒザの内側の痛みは足首周囲や股関節など、内側の筋膜の異常が見られることが多いです。
足首と股関節の筋膜を調整することで痛みは軽くなったのですが、10年前のケガであるふくらはぎへの施術をすると一気に痛みが軽くなりました。
早めの対策が必要

早めに対処しよう!
今回は痛みが軽くなりましたが、一度で完全に消し去ることができませんでした。
問題点はわかっているので、あと1〜2回では解消されると想います。
今回の件で改めて思うのは、早めに対処していればもっとスムーズに解消できたと思います。
ヒザの痛みも腰痛も、痛みを感じた場合は早めに対処することが大切だと感じました。
頭痛に至っては長引かせると脳卒中というおそろしい病気につながる危険性が高いので、極力早めに解消させることが重要です。
まとめ
①ヒザや腰の痛みはレントゲンにはうつらないことが多い
②長引く痛みの原因はレントゲンにはうつらない筋膜に問題がある
③筋膜の異常は痛みに直結し、長引く痛みの要因となることがわかっている
④筋膜を理解しているセラピストに見てもらう必要がある
⑤これまでのケガや病気が影響することもある。
⑥痛みは放っておかずに早めに解消させることが重要
痛みや不調を放っておくと、どんどん症状が強くなっていき、問題も複雑になってくるため解決しづらくなってきます。
逆に対処が早ければ早いほど短期間でスムーズに解決できます。
長引く痛みや不調が仕事のパフォーマンス低下、プライベートでのモチベーション低下に繋がりますので、早めに対処されることをオススメします。
お困りの方はお力になれると思いますので、ぜひご相談ください。