タンパク質の大切さ。【栄養カウンセラー】が現場で感じるもの

ども!分子栄誉学栄養カウンセラーのIPPEIです!
野菜を中心に食べて、お肉や卵、油ものを極力控えてます♡偉いでしょ♪
Eさん
それだと早々と老けていきます。体の事を知り、健康的に美しくなりましょう!
イッペー
あなたの食事や栄養に関する内容はどのようなものでしょうか?
まごころぎふとでは、早期の頭痛の解消のためにも食事や栄養の摂り方をとても重要視しております。
日々お客様と関わる中で、日常の食生活や頭痛以外の症状をお聞きするのですが、上記のような以前は常識とされていた考えを今でもお持ちの方がとても多いことに驚かされます。
『人の体は食べたものでできている』という言葉がありますが、この本質を理解できている人はほとんどいません。
少なくとも、頭痛をはじめとする慢性的な不調をお持ちの方で本質を理解できている方にお会いしたことは未だにありません。
病院に通っても頭痛やその他の慢性的な不調がなかなか改善されない方は、この本質を知ることで解決に繋がる可能性があります。
本質を理解するだけではなく、なぜそのような誤った常識が身についてしまったのかを開設します。
もくじ
人体の栄養バランス
人体の構成は図のようになります。
・水分:60%
・タンパク質:20%
・アブラ(脂質):15%
・ビタミン、ミネラル:4〜5%
・糖質:0.1〜1%
国が推奨する栄養バランス。コレでいいの?
人の体の作りから考えた場合、コレでいいの??と思わずにはいられないのが厚生労働省が推奨する栄養バランスである。
俗に言われるのが『PFCバランス』というものがある。
日本で推奨されているのは下記のようになっている。
P=Protein=タンパク質⇛これを15%
F=Fat=脂質⇛これを20%
C=Carbo=糖質⇛これを65%
???
先程出した人体の構成から考えると真逆の配分となっていることに気づきませんか?
体はタンパク質を必要としているはずなのに、あまり必要としていない糖質の方が4倍以上も多くなっています。
人間の主食はタンパク質
このブログでは何度も取り上げていますが、水分は摂取していることが前提で考えると、人間の体の大部分はタンパク質です。
そのため、『主食』はタンパク質を多く含む食材になることが容易に想像できると思います。
人間の食の歴史(タンパク質とアブラがメイン)
『日本人の主食は炭水化物』と思い込んでいる方がまだまだ少なくないが、人体の構成成分から考えて、主食は『タンパク質』だと考えます。
人類が誕生して700万年と言われていて(資料によって様々)、現代の様な農耕が始まったのが1万年前とされています。
農耕をして野菜や※を食べるようになったのは、人間の歴史から見るとごく最近のことです。
それ以前は狩猟採集がメインで食料を調達していた。狩猟採集で摂れる栄養素はほとんどがタンパク質や脂質(アブラ)だったのです。。そこにほんの少しの糖質が含まれている程度だったと考えられています。
また、人間の遺伝子の変化(DNAの変化)には2万年はかかるとも言われているため、その点から考えても農耕が始まって1万年程度であるので、まだまだ人類の遺伝子は狩猟採集時代にメインとしていたタンパク質や脂質が体のメインだと考えられる。
タンパク質を病気や不調といった視点から考えるとどうか?
僕の場合は理学療法士として、また栄養カウンセラーとして自分自身のサロンや病院やクリニックといった医療機関での経験がある。
医療機関はもちろんだが、まごころぎふとは頭痛専門の整体サロンであるため、慢性的な頭痛に悩まされている方がほとんどである。
これは一般的には特別なケースかも知れないが、日頃から体調を崩している人と接触する機会が多いのである。
これは何を意味するかと言うと、頭痛をはじめとした不調を持った方と多く関わるため、頭痛やその他の不調になる方のパターンを見ることができるのである。
そこには一定の特徴が存在する。
特に多いのが下記の2つである。
①タンパク質不足
②糖質過多(特に果糖(フルクトース))
この2つが当てはまると、頭痛やその他の不調、その先にある病気のリスクが高くなると考えられます。
健康に詳しいのは医療関係者?
もちろん、医療関係者だからといって皆が皆、この特徴に気づくわけではない。
というよりも、ほとんどの医療関係者は気づかない。
それは『栄養が健康に与える影響の大きさ』を理解している医療関係者は非常に少ないからである。お医者さんも含めてである。
栄養が健康に与える影響を過小評価しているのである。
健康のプロといえばお医者さんや医療関係者と思われがちだが、これは誤りである。
お医者さんや看護師さん、理学療法士の中にも、日頃から不調を抱えていて、お薬を飲みながらどうにか日々を過ごしている方も少なくないのが現状です。
医療関係者は養成校時代、就職後に栄養の本質について学ぶ機会はほとんど皆無です。
僕自身が小学生の頃から頭痛を持っていて(今では克服)、顔面麻痺を発症(今では完全回復)させた経験があり、それの克服に至ったのが分子栄養学の考え方でありました。
僕のような医療関係者がこのような経験をして、本質を知るケースは非常に少ないように感じます。
今考えると、そのような経験が本質を見抜く目を養うことができたので、今では感謝しかありません。
だいぶ脱線しましたが、医療関係者だからといって健康に詳しいわけでもなく、また不調や病気との繋がりを食事や栄養から考えるといった視点はほとんどありません。
なので、病気や不調の根本原因に目を向けられることはほぼ無いと考えておいた方が良いです。
※最近では食事や栄養が健康に影響を与えるという認識を持つ医療関係者が増えてきたように思います。これは良い傾向。
アブラは敵じゃない!
まだまだアブラ(脂質)が敵視されておりますが、アブラ自体は人間の体に必須でとても重要になります。
人間の体は37兆個の細胞でできており、その一つ一つの細胞の表面を覆っている膜(細胞膜)は、『リン脂質』というアブラでできています。ホルモンの材料もアブラとタンパク質になります。
アブラが問題とされているのは、酸化(サビ)しやすいアブラ(オメガ6)が問題で、一般的にスーパー等で販売されている植物性のアブラがそれにあたります。
そうなんです!植物性のアブラ=健康的なイメージを持たれている方が非常に多いですが、成分の本質はオメガ6で、非常に酸化(サビ)しやすいものであるため、体内も錆びついてしまいます。
錆びついた鉄板が非常にもろいのはイメージできると思いますが、人体に置き換えると一つ一つの細胞が錆びついた鉄板のようにもろくなっているのと同様です。
細胞が壊れやすいということは体が壊れやすい、病気や不調になりやすいという事になります。
人間の体は細胞の集合体です。37兆個の細胞がもろくなるとどうでしょうか?すぐに体が壊れやすいというのは想像に難くないと思います。
アブラを敵視して、アブラを避けて生活している方にホルモンの問題と考えられている更年期障害が多いのはなぜでしょうか?
アブラに関しては詳しくまとめた記事を作っていきます。
糖質の摂り過ぎはリスクでしかない
体内の糖質は0.1〜1%です。
見て分かる通り、必要量はほんのわずかです。
一般的には炭水化物(糖質+食物繊維)が日本人の主食とされていますが、身体の常識からすると間違いです。
更に言うと、体内には『糖新生』という機能が備わっています。タンパク質(アミノ酸)を原料として体内で糖を作り出すことができます。そのため、本来は口から積極的に摂る必要はなく、糖を作り出すタンパク質(アミノ酸)を摂れていれば必要な糖分はまかなえるのです。
これを無視して炭水化物を積極的に摂るという行為は、血糖値を爆上げして、インスリンを大量に放出させ、体脂肪を無闇に増やすことにつながるだけではなく、ガン細胞に食事を与えているようなものです。
※ガン細胞が成長するには糖質が必要です。
元々糖質の摂取量が多い方で体調を崩された場合、今後は糖質制限が必要になりますが、このような場合に糖質をすべてカットするとエネルギー源が無くなってしまうので、まずは糖質制限ではなく、タンパク質や脂質を多めに摂りつつ、体調を見ながら徐々に糖質制限に移行していく必要があります。これには時間がかかるだけではなく進め方も慎重に行う必要があります。
『常識』で考えるのではなく、体の『本質』で考える
普段何気なく口にしているものが、世間の常識と考えられているかもしれませんが、では、『体の内面』から見た場合の常識はどうでしょうか?
何度も出しておりますが、水分(60%)を除くと、残りの大部分はタンパク質(20%)と脂質(15%)です。
体が求める『バランス』というのはタンパク質や脂質がメインとならなければなりません。
それにも関わらず、現代の常識は『日本人の主食はコメ』とされています。
体の成り立ち、食事や栄養、代謝の本質、コメに含まれる栄養成分等、様々な角度から考えても疑わずにいられません。
極めつけは、サロンに来られるお客様や、不調で医療機関を受診される方の多くはコメ・メン・パン、お菓子のオンパレードです。
医療機関での経験やサロンを運営しているからこそ、実際に現場で起こっているリアルな情報が得られます。
もちろん、食事や栄養と健康との関連を知らなければ、同じ様な人を見ても捉え方が異なります。医療機関にいるからわかるというものではありません。
同じ現象をみても知識を持っているかどうかで捉え方は変わるものです。
特に栄養と健康面の知識を持たないことはお客様や患者様にとって不利益を被ることになります。言い方は悪いですが、無知は罪です。
時代の流れは早いが、体は不変である
インターネットの環境だけではなく、食事や栄養、健康に関する情報もどんどん変化していきます。とても流れが早く追いつくのが大変です。
しかし、体は急速には変化していきません。少しずつ変化していきます。
先述した、遺伝子が変化するのに2万年はかかると言われています。
有益な研究によりこれまで分かっていなかったことが明確になっているのはとてもありがたいことであり、研究者の方々には感謝しかありません。
その中でも基礎となる部分は、
・水分:60%
・タンパク質:20%
・アブラ(脂質):15%
・ビタミン、ミネラル:4〜5%
・糖質:0.1〜1%
です。
これを知っているだけでも、日頃から何を食べればよいのかを考えれるようになりますし、溢れている情報の中で何が有益なのかを見分けることができるようになります。
何事にも言えると思いますが、基本を知っておくことはとても大切です。
おわりに
まごころぎふとのブログでは分子栄養学の知識と、実際の現場で起こっている事を照らし合わせて、常に『本質』をみて、お客様の頭痛解消、その他の不調の克服に全力でサポートしております。
その中でも基礎となるのが、
・水分:60%
・タンパク質:20%
・アブラ(脂質):15%
・ビタミン、ミネラル:4〜5%
・糖質:0.1〜1%
という、人間の体のベースを大切にしております。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。