胸の痛みを訴える30代女性。原因は食生活と行動のクセ!?

こんにちは。筋膜や頭蓋骨の調整と、分子栄養学的栄養療法によって頭痛をはじめとした様々な症状の解決に導きます、理学療法士の上原です。
女性の方、またはこの記事を読まれている方が男性でしたら
パートナーの女性が胸の痛みや動悸(胸がドクンドクン)を訴えることはないでしょうか?
それをキッカケに病院に行くものの、
心電図やレントゲン等の検査をしても異常が見つからないといったことはないでしょうか?
症状があって苦しいのに『異常無し』と言われて、とても困っていませんか?
症状は身体から発するメッセージです。検査で異常が無かったからと言って問題が無いということではありません。
身体のシステムとして、『問題が起こっているよ』と判断した際に症状が出てきて不快感を覚えます。
病院での検査で『異常無し』と判断されてしまうのは、
あくまでも医学の分野から見た場合です。それ以外の要素(特に栄養状態)は考慮されていない事があります。
今回は胸の痛みで病院受診したが、異常無しと言われた30代の女性で、医師でもなく、お薬を使うこともできない私(理学療法士・分子栄養学栄養カウンセラー)が、施術と栄養療法介入をしたことで、症状が消え去ったパターンのご紹介です。
検査で異常が無い場合の原因は?
病院で医師の診察を受けると、問題を見つけるために多くの場合は検査を行いますが、症状があっても、レントゲンなどの画像や、血液検査の結果に問題が無ければ『異常無し』とされます。
ですが、この検査だけで人間の全てがわかるわけではありません。
最近多いのは、栄養状態の悪さが胸の痛みや動悸、頭痛や気分の落ち込み等、様々な不調を引き起こすことが知られています。
では、栄養状態の悪さというのは具体的にはどのようなものでしょうか?
タンパク質と鉄分
栄養状態を考える場合は『不足』と『摂り過ぎ』の2つに分けて考えるとよいのですが、ここでは『不足』の部分のみに着目します。※カロリーでは栄養素の把握はできません。
ズバリ!
不足しているのは、
・タンパク質(肉・魚・卵・大豆製品)
・鉄分(レバー、牡蠣等)
日本人は米が主食という考え方が根強く、また炭水化物はエネルギー源になるという理由で、多くの方が炭水化物を多めに摂取する傾向にあります。
炭水化物でお腹が満たされるため、タンパク質が不足してしまいます。
タンパク質は身体を構成する上で、水分(60%)に次いで2番めに多い(20%)栄養素です。
タンパク質=筋肉というイメージを持つ方は少なくないですが、筋肉以外にも、
・酵素の材料になったり
・内臓の材料
・血液、血管の材料
・ホルモンの材料
・肌や髪の毛、爪等々、
人間が生きていく上で欠かせない組織を作るための、最重要な栄養素です。
鉄分はタンパク質と共同して血液をつくるために欠かせない栄養素です。
鉄分は血液以外にもコラーゲンを作り出すことにも関与するので、鉄不足だと
・肌の弾力性が落ちたり
・肌荒れや
・爪がもろくなったり
・貧血
につながります。
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心と身体は食べたものでできている
見方を変えると『健康も不健康も食べたものでできている』と言い換えられます。
心の動きに関するホルモンはご存じの方も多いと思いますが、セロトニンやアドレナリン等、様々あります。
上記でも述べましたが、ホルモンを作り出すために必要なのがタンパク質です。
タンパク質が不足するとメンタルも不安定になります。
やや脱線しますが、当サロンでは慢性期な頭痛をお持ちの方が多いですが、半数以上の方にうつ病やパニック障害の診断を受けて治療中の方も来られます。その方々の共通点は『栄養失調』です。
心臓の動きや血液の循環、筋肉の働き、心の安定性、人間の生命活動を支えるのが食事や栄養です。
今回は胸の痛みで来られた方でしたが、他にも動悸やギックリ腰や頭痛等、人によって症状の出方が違います。
いわゆる『体質』です。
『体質』が理解できるとそれなりに対策できるので、この辺はまた記事を書いていきたいと思います。
行動のクセ
これは栄養とは別で、筋膜の働きと関連する部分です。
今回の場合特徴的だったのが、横向きで寝ながら本を読むという行動のクセがありました。
横向きで寝ながら本を読むと二の腕の内側の筋肉への負担が大きくなります。
これがクセになると胸の筋膜と二の腕と繋がっているので、二の腕を起点に胸の痛みへと発展します。
また同じ方向で横向きで寝ていると下側になった肋骨は常に圧迫されるため、
圧迫される肋骨と筋膜が胸の筋膜とつながっているため、それも影響しての胸の痛みでした。
二の腕と肋骨の筋膜の調整をすることで、呼吸するだけでも痛かった胸の痛みがとれました。
まとめ
・胸の痛みがあり、病院で医師の診察を受けて『異常無し』と判断された場合は『タンパク質』と『鉄分』の不足を考える。
・筋膜は全身が繋がっているため、日頃のクセや行動パターンが特定の筋膜への負担を大きくしてしまい、結果的に胸の痛みにつながった。
その負荷のかかっていた筋膜の調整をすると胸の痛みはなくなった。
今回は栄養に関する内容が多く、「そんなのが影響するの??」と不思議に思われるかもしれませんが、これがとても多いのは事実です。
理学療法士の私は、サロンだけではなく、これまでの病院やクリニックで実際に現場を見続けて、お客さん、患者さんの変化を見てきました。リアルな現場はインターネット上では表現しにくい部分もありますが、現場で変化を見続けたからこその情報です。
一人でも多くの方が健康でイキイキして、楽しい生活ができるように、今後も記事を書いていきたいと思います。
次回もゆたしくー(よろしくー)!
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おおお
あああ