痛みの原因を探ると、筋・筋膜の問題が大きいと捉えた。
筋膜の問題がある場合、力学的な問題も考えるが、
今回は特に食事や栄養の問題をPick upしたい。
ここでもよく見られる『質的栄養失調』。
質的栄養失調=糖質過多+タンパク質不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足
痛みを抱えた方、なかなか痛みが改善されない方の多くに
質的栄養失調がみられる。
少なくとも、サロンに来られる方で栄養で満たされている状態で来られる方はいらっしゃらない。
介入時は様々な部位の筋・筋膜の異常がみられ、同時に痛みの訴えも強い。
3回目までは徐々に筋膜の異常が取れてきた。
4回目では痛む場所が大きく減っており、とても驚かされた。
なにか変わったことをしたかと尋ねると、
「砂糖をキッパリ辞めました。タンパク質を意識して食べるようにしています」との事。
セルフケアは行っていないとの事だったので、
3回目から4回目にかけての大きな変化の要因は
栄養失調状態の改善ではないかと考えれる。
もちろん、筋膜への介入も痛み軽減の要因の一つだが、栄養状態の見直しが特に大きかった印象を受ける。
外出時のロフストはまだ外せないが、
自宅内では杖無しでも歩けるようになったのは本人も喜んでおられる。
誰にでも共通するが、
「もう歳だから…」と言っている場合ではない。
確かに若い人と比べると
代謝回転が落ちるので変化に時間を要するが、
やることやればちゃんと変化できる。
「もう歳だから…」と思われている方への大きな励みになる一例である。
「自分の力でどうにかしたい!」と思っている方、
全力でサポートさせていただきます。